1978年 アメリカ監督 マイケル・レイ
出演 キム・ミルフォード ロディ・マクドウォール
一見楽しそうな印象を受けるタイトルですが、実際は重苦しい地獄のような映画でした。
砂漠でエイリアンが落とした銃を偶然に見つけた青年が、最初は単なる遊びで撃っていましたが、しだいに銃に心を支配され、理性が失われて行き、猿人のような形相に変わって殺戮と破壊を繰り返すという内容です。
この銃に対応するものが、現実の社会では自動車ではないかと勝手に解釈しています。エアコンの効いた車内でソファーに腰掛け、音楽を聴きながら何十キロ、何百キロ離れた場所に楽々としかも早く移動できるため、まるで空間と時間を制圧したような思い上がった気持ちになりますが、排気ガスによって空気は汚れ、排熱によって温暖化が促進され、道路が自然を破壊し、動植物の生存圏を奪い、人間自身も、毎日交通事故の危険に脅かされ、子供の遊び場がなくなり、肺がんや気管支炎やぜんそくが増え、運動不足により肥満が増え、人類が猿人ではなく、思い上がったブタ人間になってきました。車やバイクの運転が好きな自分も、すっかりブタ人間になってしまいました。
映画のラストでは、エイリアンが地球に引き返して、銃もろとも狂った青年を抹殺して一件落着ですが、現実の自動車地獄の世界とブタ人間を抹殺するには、核爆弾のような強力な破壊力が必要と思われます。
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